どんな業界でも今後の見通しがつけづらいのが現状ではないでしょうか、また少子高齢化問題を含み、正社員を離れフリーターに走る若者たちの問題も、大きく世間では問題になってくるのでしょう。
今回はそんな中でタクシー業界は今後どのように変化していくのか、筆者の経験と憶測で今回の記事を書きたいと思う。
タクシー業界の近い将来
やはりこの問題に触れなくてはいけないのは東京オリンピックではないでしょうか、この東京オリンピックに向けて、タクシーは大きな変化を成し遂げると言っても過言ではないのです。
まずその大きな変化の一つとして言えるのは、タクシーの完全無人化です。
この完全無人タクシーはオリンピックの出し物にもなる予定になっており、トヨタと某タクシー業者が連携して開発していると言うのが現状です。
しかし完全無人タクシーが今後どんどん進出するようになれば、乗務員はいったいどうなるのでしょう、またその車両自体の金額は幾らくらい掛かるのでしょう、大手は問題なくこの問題をこなしていくのでしょうが、小さなタクシー会社ならその初期投資費用の段階でついていけなくなってしまうのではないでしょうか。
また大きな問題として、東京オリンピックにはありとあらゆる国から観光客が日本にやってくるでしょう、しかし言葉の壁をどの様にクリアするかは、まだはっきりとした対策が練られていないのが現状です。
しかしこの問題は東京だけでは済まない問題なのです。
東京オリンピックを見たついでに京都に行ってみようや、大阪・神戸など主要都市に観光に来る外人さんの数も増えると言う事なのです。
音声変換アプリなどを開発してどのタクシーでも搭載しておかなくては、言葉の問題は大きな問題になると思います。
また電子マネーでの決済が出来るようにしなくてはならないのではないでしょうか、この電子マネーに関しましては、2017年東京モーターショウでトヨタと某タクシー業者が、開発した未来型のタクシーには電子マネー決済が搭載されていましたので、今後も電子マネーの動きは慌ただしくなっていきそうな予感がしますね。
完全無人型タクシーのエラー時の対応
当然の事ですが完全無人型タクシーを作れば中にはCPUのerrorだって当たり前のように考えておいた方が良いのではないでしょうか、その際にこの人が操縦する以外の、機械だけが操縦するタクシーの保険は何処の会社が請け負う気なのでしょうか、当然ドライブレコーダーなどは完備されているのでしょうが、緊急避難的な事をコンピューターが認識する事が出来るのでしょうか。
上記を踏まえた今後のタクシー業界
以上のようにタクシー業界では無人化が進んでいくことになるでしょう、しかし乗務員が運転するタクシーも同時進行的に活用されるのではないでしょうか、また外国語に関しましても同時通訳のアプリなどで対応する事が出来るようになるのではないでしょうか、もしくは客席に行きたい場所をタブレットか何かで、操作すれば運転手に伝わるようにすれば問題は解決します。
今現在でもタクシー業界では、ほぼ全車、ナビゲーションを搭載しドライブレコーダーも搭載して、かなりハイテクな車両になってきてはいますが今後はより一層ハイテク機器を搭載した、タクシーが街中を走るようになるのではないでしょうか、当然設備投資費用もかなり掛かってしまいますが、今後のタクシーはこのような変化にどんどん対応出来なくては、いけなくなってくることは安易に予想されます、そして今後より一層若年層の会社への取り込みも、各会社レベルではなく業界全体が若者を吸収していかなくてはいけなくなるでしょう。
その為には分かりやすい給料体系や勤務時間に関しては融通が利くと言う事をアピールすべきではないでしょうか。